くまこ

紙の月のくまこのネタバレレビュー・内容・結末

紙の月(2014年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

とても良かった!これはまた見たい!
お金と男に溺れる女性を演じる宮澤りえの演技があまりにもリアルで、自分にとっては最早ホラー映画だった。欲求に正直に生きるのも人間らしくて良いし素敵だと思うけれど、ある程度自分を律していかないと(社会の中で適合して生きていきたいなら)取り返しのつかないことになるなと襟を正されたような気分。欲求ベースの行動って、その場は一時的に楽しくても大体後で後悔するものじゃないですか?
この作品でも最初は化粧品買うための1万だったり、たまたま駅で池松壮亮演じる男と会ったりと、ちょっとした落とし穴?みたいなものは生活の至る所にあって、一度それにハマるとなかなか帰って来れないと思うんですよね。日常に隠された怖さみたいなものを感じた映画だった。
池松壮亮は絶対にダメ男大学生だろうと登場シーンから思ってたけどやっぱりそうだった笑 いわゆるイケメンではないと思うけど、なぜか魅力を感じてしまうんだよなあ。色気なのかな?
中学時代の伏線もちゃんと回収されてて、とても映画だった。後で調べたら沢山賞も貰ってるみたいで、見つけられたのがちょっと誇らしい(ミーハー)
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