紙の月のチャウのレビュー・感想・評価

駅のホームで互いに惹かれ合うシーンが印象的。だけど惹かれ合うまでの過程がないだけに唐突な印象も。原作読んだ後だったから物足りない感じ。

原作読んでる人も楽しめるんだろうかとまるで自分がつくったかのごとく変にハラハラしながら鑑賞したけど、宮沢りえ演じる梨花はやりたいことをできる強さのようなものを最初から感じてしまった。原作は少しずつ壊れていく梨花に、自分自身いつそうなってもおかしくはない危うさを覚えるくらいに感情移入してしまった。

そこが大きな違いかな。

まぁ原作と比べても仕方ないことだけども。