このレビューはネタバレを含みます
見る人によって評価や、内容の理解は本当に変わるだろうからあくまで私一個人の感想。
”理解”して欲しくて(理解して欲しいと本当に思っているかは別)自身がニンフォマニアであることを話すジョーと、それを知識で”分析”して理解しようとするセリグマン。
「よくわかるよ。」
嘘だろ、と思ったけどなんともいい感じに分析出来てしまっていて、くすっと笑える。ただ、笑えたのは最初だけでこの映画の雰囲気に慣れるまで、の話。
分析じゃなくて受け止めるんだよ!セリグマン!!
と言いたくなったけどそれはこの世の中に溢れていることで。
映画も同じだと思う。レビューも良し悪しで、あくまで”私”が感じたことにすぎない。別に言葉にしなくていいんだよね、”感じる”ことが大切。
【1番好きなシーン】
”まともな教育”
のセリグマンの妄想
【妙に残るセリフ】
”欠乏感ではなく欲望”
「なにも感じない」
で終わるのがなによりも残酷。
心えぐられた。空虚。
それなりに抱えてる闇が押し寄せてきた