シネマヴェーラ渋谷の神代辰巳監督特集上映にて。
全編にわたって破れかぶれなエネルギーが暴走しまくる男と女とオカマのスラップスティックエロ悲喜劇。
冒頭からもう勢いが凄すぎる。
男女オカマ関係なくの殴る蹴る暴行シーンが映画のはんぷん以上を占めてるんじゃないかっつうくらい登場人物は揃って馬鹿で暴力的なんだけどなんかみんな基本チャーミングなんすよね…
改めて神代監督の作品を何作か観てくると、こういう暴力はあれどカラッと陽性な印象の映画が多いな、と。
ポップな、と言っても良いけど。
『女地獄』や『やくざ観音』の印象が強かったのでダウナーで暗く情念的、呪術的な映画が特徴的な監督かと思い込んでいた。
※ラストのカットからエンドロールにかけてはどこか『ピンク・フラミンゴ』をも思わせるヤバさを感じた!