JTKの映画メモ

ジゴロ・イン・ニューヨークのJTKの映画メモのレビュー・感想・評価

3.6
コーエン兄弟の諸作でお馴染みのジョン・タトゥーロ監督作。
俳優さんの監督作品ということで、あまり期待せずに観たところなかなかの逸品。
ウディ・アレンにそそのかされ成り行きのままジゴロになるジョン・タトゥーロ。そのデコボココンビの友情、有閑マダム(シャロン・ストーン)との情事、ユダヤ教徒の禁欲的な未亡人(ヴァネッサ・パラディ)との純愛が、まったりとハートウォームに描かれる。
このストーリーからすると、いくらでも刺激的にできるのにあくまでエレガントで肩の力が抜けててユーモラス。
要所要所に流れるJAZZもグッド。
それにしても俳優陣の表情が皆素敵すぎる。特にヴァネッサ・パラディ。相変わらず愛くるしくてキュンときた。すきっ歯もキュートだし。
それと、あまり映画で描かれることのない厳格なユダヤコミュニティとかも興味深かった。

もう一度言っとこ。
これはなかなかの逸品です。