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フライト・ゲームのmatchypotterのレビュー・感想・評価

フライト・ゲーム(2014年製作の映画)
3.7
今年はアメリカの映画以外にも積極的に手を出していこうとしつつも、やっぱり観たくなる、コテコテのハリウッド映画。

リーアムニーソン、この男、カッコ良過ぎる。
こんな渋いおじさんになりたい。でも、絶対に届かないと思ってしまう領域の男。

航空機を担当する連邦保安局の捜査官。
彼もまた“ワケあり”で体力気力共に疲れている。
そもそも飛行機自体もあまり得意ではない彼が今日もそつなく業務を終えるつもりだった。

が、今日に限って信じられないトラブルが彼を襲う、、、。

彼が使う携帯に連邦保安局の回線を使って見知らぬ人物から金銭の要求が。
金を送金しないと20分以内に1人ずつ乗客を殺していくという要求。狭い機内の中で起きる犯人探し。

捜査官は別にもう1人いて、最初は彼を疑うがそうではない展開になり、いよいよ乗客全員が容疑者であり、被害者にもなる展開。

たまたま隣の席に座ったのが、ジュリアンムーア。一般乗客の彼女やCAの手を借りながら徐々に表立った乗客への検査や尋問も開始するが、どんどん何を信じて良いかわからなくなっていく。

その間にも犯人側から次々に連絡が入り、お金の送金や彼への脅迫、機内にも危険が迫る。

多くの乗客を抱え、次々に起きる犯人側からのアクションに対応し、外とも連携を取りつつ。
なかなか姿を表さない犯人との鍔迫り合い。

何人かの信頼できそうな乗客にも手を借りながら。
しかし、他の乗客からすればリーアムニーソンの方が横暴で不審。
犯行を阻止するつもりが、捜査を進めれば進めるほど犯人側の術中にもハマっていってしまう。

どこかに犯人はいるが、犯人ではない乗客からの不信感も募り始めてどんどん機内が騒然としてくる。

追い詰められながら、何とか追い詰めようとする密室ミステリーサスペンス。

ジュリアンムーアをはじめ要所要所に見知ったキャストを配置していて、もはや誰が信頼できるか全くわからない展開が面白い。

終いには地上ではリーアムニーソン自体が精神不安定の捜査官でハイジャックしたことになって報道され始める。

外からも中かからも疑いを向けられながら、“ワケあり”捜査官の機内奮闘。
この捜査や人生自体にもくたびれながら機内と乗客の安全のために奔走するリーアムニーソン、渋すぎ。

それにしてもこんな空の旅に巻き込まれたら一生飛行機には乗れなくなるな。

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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
https://community.discas.net/announcements/ib1wyncr43idknqm
別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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