MikiMickle

わたしは生きていけるのMikiMickleのレビュー・感想・評価

わたしは生きていける(2013年製作の映画)
3.7
メグ・ローゾフのベストセラーYA小説が原作。Y

世界情勢が緊迫する中、NYからひとりでイギリスのいとこたちの家にやって来た16歳のデイジー。彼女は心を病んでいて、人を一切受け付けようとしないパンキッシュな女の子。摂食障害や、心の声に悩まされている。
最初は固くなに距離を置くものの、同じく16歳のエディとアイザック、小さな少女パイパー、友人のジョーとともに自然の中に身を委ねるうちにだんだんと心を開いていく。
そして、エディとの恋…
しかし、突然訪れた第3次世界大戦。
核爆弾の灰…
避難勧告を無視し、離れの小屋で自然を謳歌する彼女達。
しかし、遂には自国軍に見つかり、離ればなれになってしまう…

「何があってもこの家で再会しよう」というエディの言葉に、パイパーを連れたデイジーの過酷な旅が始まる…

という、戦争下での恋とサバイバルを描いた作品

が、浅い部分が多々あり
特に、デイジーとエディが恋に落ちる描写が省略しすぎ‼尺の関係で仕方なかったのかもだけど、あっという間に好きになって心開いて…

親との確執も、多分原作ではきちんと描かれているのだろうけど、ちょっとわかりづらい。

というか、突っ込み所が多い(笑)
戦争終わるの、はやっ‼(デイジーのマニキュアの剥がれ具合参照。その辺、雑)とか、死体にウジ沸いてないし‼とか、弟妹寝てる小屋で‼とか色々と(笑)

でもね、大事な人と離ればなれで、一心不乱に彼のもとへ‼っていうのは凄くわかる…
戦争というものを若い十代の少女目線で描いているところも良い‼
ハラハラする場面もあり。
感情的なところはリアル。
ラストも心に染みる。

あと、前半で描かれる自然の美しさとそれを心から謳歌する彼女たちも良い。とっても綺麗でした。
曲も良かった。サントラ気になる。

シアーシャ・ローナンと、アイザックを演じるトム・ホランドが良い♪
パンキッシュシアーシャちゃん、ほんとかわいい♪

それを踏まえた上で、突っ込み所を漫喫しつつもw、イギリスの美しい自然と、リアルな若者目線の戦争を堪能していただきたい‼
MikiMickle

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