このレビューはネタバレを含みます
ある日見つかった同級生の死体
彼は自殺なのか、殺されたのか、
真実を突き詰めようとしている最中
第二の事件でさらにまた同級生が亡くなる
学年は変わり、クラスが変わっても
この出来事に向き合わなければ卒業ができない、そう思った主人公が学校裁判をすることに。
思春期の色々な感情と、その感情からくる行動によって、思いもよらぬ結果を招き
向き合えないまま、思い思い抱えたわだかまりがとても良く描かれていた。
後編は、学校裁判が中心に描かれ、前編でそれぞれが抱えていた闇が一つ一つ明らかになっていく。
直接的に殺人をしていなくても
言葉は時として暴力にもなるし
嘘は時として人の人生も変えてしまう
裁判を通じて各生徒が自身とも向き合うことができたことで、前を向いて生きていけるようになる。
思春期の色々な家庭事情と子供のコミュニティー、それぞれの感情がよく描かれていた