NAKAYAMAN

ソロモンの偽証 後篇・裁判のNAKAYAMANのレビュー・感想・評価

3.7
前後編一気見。

前編が期待を下回った上に非常に中途半端な終わり方だったので、「後編が最高に面白くてそのためになら前編も見る価値がある」と思えるものを期待したがあまり変わらなかった。
まぁ自分の期待感が大きすぎただけでそれなりには楽しめると思う。

前編でモヤモヤさせられたまま残された謎が解けて行く様は楽しいがオチがあまり好きじゃなかった。
生徒が校内で裁判を開く様子は私の大好きなテレビドラマ「鈴木先生」内の鈴木裁判を思い出した。
どちらも中学生による校内裁判だが、鈴木裁判では子供らしい発言や反論されて泣き出す生徒がいたりとリアリティーがあったが、こちらはどうも淡々とし過ぎて子供らしさが感じられなかった。
(一方ができ婚、もう一方は殺人と、事の重大さに違いがありすぎて比較するのは妥当でないかもしれないが。)
裁判は広い体育館で行われる上、傍聴席は度々ざわつく中、検察側や証人など、マイクも使わず、あまり大きな声で発言している様子はなく、傍聴客はおろか陪審員にさえ声が届いているのか疑問に思った。
良い点を挙げるとすれば、どんな事を言われても笑顔を作り続ける松子役の芝居。(これ前編か後編か記憶が曖昧)
あと柏木にも少し感情移入できた。

続きはネタバレコメントで。
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