キミシマユウキ

ソロモンの偽証 後篇・裁判のキミシマユウキのレビュー・感想・評価

3.5
宮部みゆき原作人気ミステリー小説の映像化作品の後編。

ついに開かれる学校内裁判。嘘をついているのは誰か?同級生は本当に自殺したのか?真実が明らかになる...

友人との絆、親子との愛、正義とは何か、を描くヒューマンドラマとしては良くできていたと思う。

しかし前編でとても盛り上がり、自分の中でハードルをかなりあげていたのでミステリーとしてはオチがイマイチだった。
さらに急に降ってくる変な雨や、エキストラの生徒の集中力のなさ、椅子に引っかかる先生のスカートなどなど細かい所も少し気になったのが残念。

もちろん一万人のオーディションで勝ち抜いた子役の演技にはかなり熱がこもっているのでそれだけでも一見の価値あり。
主演の藤野涼子や若くして超イケメンな神原くん、そして個性的な判事を演じてくれた彼などダイヤモンドの原石が光っている。
特に、三宅樹里ちゃん役の子は役ではニキビの消えないいじめられっ子だったが将来綺麗な女優として活躍するんじゃないかと今から期待大。(と、思って調べたらE-girlsの子らしい...)

P.S. ドランクドラゴンの塚地はもうすっかり役者としてやっていけると思います。かなり好きでした(笑)

宮部みゆき原作ファン、ミステリー好き、そしてこれから売れそうな若手俳優を探している人にはオススメの作品。