まつこ

ジョン・ウィックのまつこのレビュー・感想・評価

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)
4.4
こんなに哀しい殺し屋の目を見たことがあるか。キアヌ・リーブスのあの目を見ただけで心が張り裂けそうになった。

哀しい男が見つけた束の間の楽園も愛する人の死をきっかけに終わりを告げる。希望を失いかけた彼に彼女からの最後の贈り物が届くのだが…


本当にキアヌ・リーブスがカッコいい‼︎髭もじゃもなんのその‼︎いやぁ〜みんなが『おかえりーーー‼︎』と言いたくなるのわかります‼︎
考えるより感じろ‼︎キアヌここにありと思わせてくれるはず。

タイトルコール、劇中歌、度々出てくる字幕の演出がオシャレなのに、現役を離れた彼は超人ではなく時々敵にやられたりとモッサリしている。そこがまた堪らない。

モッサリとは言え、確実に殺していく彼の姿をみるとやっぱり伝説の殺し屋なんだなと感じさせられる。何せ、鉛筆で仕事しちゃったこともあるらしいですからね‼︎

怒り任せに床を叩き、銃を持ち、時には素手で立ち向かう彼に涙が止まらない。

脇を固める俳優も素晴らしかった。

まず、イアン・マクシェーンのダンディズム。「掟は破るもんではないんだぜ」と彼の全身が語っている。その精神は彼のホテルスタッフにも受け継がれているからホテルシーンのセリフはどれもウィットに富んで悶えてしまう。

次にミカエル・ニクヴェスト。顔がもう悪い人感ハンパないです!彼の歌声に期待と興奮を煽られ、最後まで裏社会の汚さを見せ(魅せ)てくれました。

本当にどのキャラもカッコよくて言い足りない‼︎
迷っておられる方は是非、劇場でご確認を‼︎


続編が決まっているようですね。またジョンに会えるのは嬉しいような…でも、彼がこれ以上悲しまないことを祈るばかりです。語られていない過去を見せてくれるのでしょうか…


最後に!
見た人みんな言いたくなるセリフがありますよ♡
無駄に言いたくてうずうずします。

伝説の殺し屋は語り継がれるもの。ここfilmarksでも『ジョン・ウィック』は語り継がれるに違いない。
まつこ

まつこ