Kです

ジョン・ウィックのKですのネタバレレビュー・内容・結末

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

友人の勧めで鑑賞した。

ジョンは元裏組織のメンバーで、家族を持つ身となり現在は完全に闇の仕事から足を洗い平穏な生活を送っていた。冒頭で妻が倒れて亡くなるシーンがある。妻を病気で亡くした。

しかし妻を亡くしたばかりのジョンにさらなる悲劇が襲う、
街中でチンピラの集団に「いい車だな」と絡まれ目をつけられたジョンの愛車マスタング。チンピラ共は車目的で夜中にジョンの家へ忍び込み暴れ何よりも大切な存在であった愛犬にまでも手をかける。それは亡き妻の形見のような存在だった。
そのチンピラ共は知らなかった。


愛犬を殺したチンピラがかつてジョンが属した裏社会のボス、ヴィゴの息子であることが分かった。ジョンは復讐に燃える。
ジョンの執念を知らずによくも適当やってくれたな。とボスであるヴィゴは息子を𠮟りつけるがすぐにジョンの報復に怯える。

昔から一度決めた任務は必ず100パーの出来でこなす男であったジョンは、戦闘のプロで抜かりがない。劇中、たった1人の身で100人は殺したと思う。

昔の任侠映画ではないが、簡単に人を信じることはできない。自分以外の全てが敵と。突き詰めてしまえば我々の生きる平和ボケの毎日にだって共通することだと思う。人間、人それぞれ欲がある。煩悩の数なんて考えて生きる人間があるかと。欲があるから明日も生きようと明後日も。競い合う競争社会は同じようなもの。そんな心境で鑑賞した僕は殺し屋ジョンウィックにすんなり感情移入できてしまった。
Kです

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