うどん権

ジョン・ウィックのうどん権のレビュー・感想・評価

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)
4.2
「キアヌ・リーブス完全復活」の謳い文句の通り、「マトリックス」の頃のかっこいい彼が帰ってきました。

元伝説の殺し屋ジョン・ウィック。彼は妻ヘレンが病死し失意のどん底にいたが、生前彼女は彼のために一匹の子犬デイジーを遺していた。
デイジーとの生活で再び生きる希望を見出し始めたジョン。ところがある日マフィアが自宅に押し入り車を強盗、デイジーも殺されてしまう。
妻が最後に遺してくれた希望すらも奪われた彼はマフィアへの復讐を誓い、伝説の殺し屋として復活を果たす…

キアヌのキレキレのガンアクションは見事で、彼が多くの悪党を屠る姿を見ると最高にスカッとします。復讐理由が飼い犬を殺されたことなので、愛犬家はよりスカッとするかも(その分犬が殺されてしまう冒頭は見ていて辛いですが…)。

ノリノリのBGMや煌びやかなクラブネオンなども彼の見事なアクションに花を添え、演出面でのスタイリッシュさがより際立っています。

脇役も個性豊か。マフィアのボスやその息子、女殺し屋なども魅力的でしたが、何より素晴らしいのはスナイパー役のウィレム・デフォー。彼の存在感は抜群です。

あと、個人的に好きなのが本作独特の裏社会描写。殺しの痕跡を消す掃除屋や、多くの殺し屋が愛用するホテルの存在など、漫画チックな世界観が面白かったですね。


ガンアクション好き、キアヌ好き、爽快な映画を探している人にはぜひ見てほしい作品です。採点的には4点未満な気もするけれど、キアヌ復活補正で0.3点増しに。

続編は全米で2017年2月公開予定だそうで。楽しみに待つことにします。
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