にっこりテリー

ジョン・ウィックのにっこりテリーのレビュー・感想・評価

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)
3.2
父の威を借りて放蕩するボンクラ息子が、手前都合で勝手に引退した面倒な輩にしょう〜もないちょっかい出して、先方怒っちゃったもんだから、泣く泣く尻拭きに大枚を叩き命を張る、裏街のボス兼良きパパとしての愛と父性の在り方を描いた感動作。
パパ、「ウチの倅がとんだ粗相を‥申し訳ありません」とド頭からボスらしからぬ礼節を持った低姿勢で謝罪を試みるも、短気で扱い難い輩はプンスカ。仕方無いから街中のマンハンターに輩ストップ号令をかけるも1人頭銃弾3発以上使った贅沢な処理で見事に掻い潜る輩。しかも輩に全財産を面白半分で焼却されてしまうパパ、もう笑うしかない。無軌道でストーカーな輩に執拗に追い詰められるパパの悲哀。愚息を持つ父は辛いよ。
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