鹿shika

ジョン・ウィックの鹿shikaのレビュー・感想・評価

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)
5.0
妻に出会ってから、殺し屋を引退し静かに暮らしていたジョン。しかし妻が病気でなくなり廃人に。生きていた頃に用意してくれていた手紙と共に、犬がやってくる。妻の安らぎを犬で補おうとしていたら、チンピラに撃ち殺されて愛車も壊される。→組織を壊滅させる。

因みに最新作はムビチケも買って、公開日に行ってきましたよんハートハート

もうね、私はロッキーとアベンジャーズとジョン・ウィックで形成されたと言っても過言じゃないね。
この3作品は舐めるように何百回と見てるし、BGMに流しっぱにしてるね。特に仕事に行く前の朝メイクする時ね。

なんていうかな。書ききれないけど魅力を伝えたいから誰か語らないか?
ジョン・ウィックを語るには、こんなもんじゃ足りないんだよ。
論文だよ論文。コイツのことなら何ページでも書いてやるよ!

まあいい!とにかく復讐だ!タコ殴りだ!血祭りじゃー!!!
そういえば1作目は「見惚れるほどの、復讐。」という日本のキャッチコピーが秀逸だったのだよな。
この一言考えるのにどれだけ考えてくれたんだろうな、、尊敬が止まらないよ。

ジョン・ウィックのどこがいいの?って気を使って聞いていてくれる友達がいるんだがね。
まあとにかく、”殺し屋”というものの解釈が素晴らしいのだよ。
殺し屋とか、復讐とかってなると、映画というものはメッセージを持たせるために
大切な人を守るためとか、親を殺されて復讐してたけど大切な人ができるとか、
アクションを魅せるためにわかりやすい凶悪な敵を用意したりとだな、、プロットがあるんだ。

”暴力”と対極にある”愛”を持ってくるんだ。『アベンジャーズ』がその良い例だろう。
アクション映画というものに恋愛要素は付き物なんだ。

しかし、ジョン・ウィックは愛する人が亡くなったところから始まる。
”大切なもの”が初めからないのだ。こんなに復讐に躍起になっている人は見たことがないね。
殺し屋にとって弱みになるソレは、私にはリアルに感じられないのだよ、、
だから、何も持っていないジョン・ウィックに心酔してしまうのだよ。

語り継がれる、映画説明シーンは以下です。
「俺の息子を殴ったな?理由はなんだ?」
「彼はジョン・ウィックの犬を殺しました」
「oh そうか。」

「お前が殺した犬は、ジョン・ウィックの犬だ。」
お父さん、バカ息子を持って最悪だったな。

というか最近エンドレスでジョン・ウィックしか見てないから話題の映画とか追いつけてない。

犬と車の復讐のために組織を壊滅させる。
逆に組織の方に同情してしまう、よく考えるとおかしい映画。
「い〜や!もう犬関係なくなっちゃったよ!」と澤部のように突っ込む自分に酔っているところもある。

アクションはこれくらいストーリーがない方が面白いと、頭を割られますな。
みんなもっとこういう映画を撮れ。
鹿shika

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