このレビューはネタバレを含みます
アンソニー・ホプキンス、コリン・ファレル、ジェフリー・ディーン・モーガンという魅力的なキャスティング。
予知能力を持つ２人の超能力者の心理戦を描いたサスペンスで、それもただ単に殺すのではなく尊厳死が絡んだテーマ。
もっと心理戦の部分が練り込まれていると良かったのではと思う、何となく物足りない感がどうしても拭えない。
尊厳死の議論は日本は比較的遅れを取っているが、苦しみから逃れることをよしとするか、それに耐えてでも生きることを一番上に置くべきか、そうした答えを出すことは人間にはおそらく無理だろう。
日本では臓器移植も遅れており、あるいは生前の意思表示(ACP,AD)もまだまだ普及していない。
こういう娯楽作品からでも少し興味を持てると良いのかもしれない、などと本筋とは関係ないことまで考えてしまった。
