以前見た記憶があったが断片しか覚えていなかった。
コロナウイルスのパンデミックディザースターに包まれるこの時期に観たのも何かの縁だろう。
北極海の石油採掘による熱水噴出で氷が溶け還流が止まり北半球が氷河期に入るという今では通説になっている温暖化は寒冷化の序章だという説を元にした映画。
話題になった「ザデイアフター」のよく似た内容だけにこの邦題になったものと推測します。
CSでは石油の枯渇による高騰に目をつけたエネルギー会社が北極海での掘削を急ぐが主人公の学者はその危険性を指摘し、お決まりの正論対金儲けの構図を作る。
おまけに家庭内の問題も絡めてありきたりなストーリーになっていく。
グリーンランド氷河の溶解vs私の誕生日。
学者の言う通りに北極海は溶けロンドンは冷凍室となる。
後半はその世界的な展開から俺の家族という極めて小さなストーリーになる。
略奪や様々な困難を乗り越えて協力者も父親も死んで俺の家族だけは生き残るという予定調和。
これをハッピーエンディングと思える感性は日本人にはないのかもしれない。
優越民族様が作った世界的危機に立ち向かうサバイバルストーリーということで。
前半はまあまあ面白かったけどね〜。