おげん

世界の果ての通学路のおげんのレビュー・感想・評価

世界の果ての通学路(2012年製作の映画)
4.1
NHKでやってたので観た。確かにNHKで放送すべき素晴らしい内容でした。
小さな子供たちが長い道のりを越えて登校する。その困難さは想像を絶するものもあった。長い時間と身の危険をかけるその目的は「学ぶ」ためである。
学ぶことは子供たちにとって未来を切り開く手立てになる。そのためには長い道のりも苦ではない。なぜならそこで学ぶ明確な目的が見えているからである。
ほんとうに世界の果ての果ての話なんだけど。終始日本の教育について考えしまう作品でもある。「学ぶ」ことの意味の違いをひしひしと感じさせられた。夢を持って学んでいる学生なんてどのくらいいるだろうか?
ところどころで見せる子供たちの無邪気な可愛らしさが教育に関するモヤモヤした感情を和らげてくれる。学ぶことの楽しさやワクワクを感じていた時期を思い出させてくれる。
子供たちの夢はそれぞれだけど、みんな目的を見据えて、しっかりと進んでいる。そんな自分よりもずっと小さい姿を見て、奮い立たされる。
それと、はやくこの子達にスクールバスを用意してくれ!
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