2021/7/26 Amazonprimeで鑑賞。
デスティン・ダニエル・クレットンの監督作。(シャンチーテンリングスの伝説の監督)
〜あらすじ〜
ブリーラーソン演じるグレイスは問題を抱えるティーンエイジャーのためのグループホーム「ショート・ターム12」のケアマネージャー。
そこにいる子供たちは自分の傷と向き合えずにいるが、グレイス自身にも過去の傷があり、、、
とにかく本当に素晴らしい映画でした!
主演のブリーラーソンの演技がとても素晴らしい!
彼女の喜怒哀楽全てが人間味溢れていて、ざっくりとした言葉でいうと『生きる』を感じました。
特に中盤、所長にブチギレシーンは最高です!このシーン(この映画)をみるとブリーラーソンがMCUでキャプテンマーベルを演じていることがさらに深さが増します!
人間は笑ったり、怒ったり、泣いたり様々な面があるから良いんですよね、
1人では生きていけない、1人では笑ったり、怒ったりできないもんです、
この映画ではある意味一人で生きることになってしまった(しかなかった)子供たちが登場します。
彼らは自分の空いた心の穴を埋めるように、おもちゃで遊んだり、ラップをしたり、絵本を書いたり
必然的に芸術でその穴を埋めていくような、
このコロナ渦の中でアイデンティティクライシスにならざるを得ない人も少なくないはず。
しかし、すぐには解決しないとしても前を向いてゆっくりでも一歩ずつ踏み出していくことが大切なんだと思います。
それが『生きる』ということなんだと教えてくれる映画でした。
映画としてはすごく良くできていて、いわゆる重い話しなのに重くなりすぎていないのはデスティン監督の意図なのかと、
冒頭とラストシーンは同じようなシークエンスにみえるが
そこにこの映画の意味が詰まっている気持ちの良いラストシーンでした!
エンドクレジットで流れるafter partyはマーカス役のキーススタンフィールドのラップ!これまたナイス過ぎます!
まだ見てない方には是非見てもらいたい一作です!