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ショート・タームのKUBOのレビュー・感想・評価

ショート・ターム(2013年製作の映画)
5.0
【2014 アーカイブ】

今日は「ショート・ターム」の試写会に行ってきました。「世界中の映画祭を総なめ」「ロッテントマトで満足度99%」という宣伝文句に偽りはありませんでした。い〜い映画です。

ショート・ターム12という児童保護施設で働く若者たちと、親の虐待やネグレクトから施設に入所しているティーンエイジャーたちの生活を描いたこの作品。

「金八先生」のようなクサい演出は一切なし。ドキュメンタリーかと思うくらい説得力のある演技で、子どもたちと若い先生(?)たちの成長を描いています。

劇中に出てくる子どもが作ったラップや童話の内容が秀逸!

監督・脚本を務めたデスティン・クレットン監督の舞台挨拶も聞けましたが、おじいさんが沖縄出身という日系三世。日本語は話せないみたいでしたが、いい人です。

もし、この作品がTIFFのコンペ部門に出てたら、もちろんトップを争う作品でしょう。見終わった後、爽やかな気持ちで映画館を出られること必至の傑作です。
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