火曜日の続きの水曜日の朝5時、外は青くまだ暗い。この時間が世界で一番好きかもしれない
これは高校のとき、まだ映画の魅力を知るずっと前、夜中に映画天国で見て、その破壊的衝動のあまりの切なさと美しさに胸を貫かれたのを覚えている。
他に高校時代の映画天国で覚えているものといえば、「ワタシが私を見つけるまで」と「大統領の執事の涙」のふたつ。キル・ユア・ダーリンを含めこの3つの映画を思い出すとき、私の胸には懐かしいような痛いようなじんわりした感傷が広がる。映画の良さはここで、映画に漏れず音楽や本など全ての芸術作品は「わたし」の人生と共にある
だから何だ、って感じなのだけれど🤣🤣!
1944年、コロンビア大学に合格したアレン・ギンズバーグ。大学の正統な姿勢に不満を覚えたアレンは、ルシアン・カー、ウィリアム・S・バロウズ、ジャック・ケルアックのような聖像破壊の友人に引き寄せられていく。中でもルシアンへの想いが自分の創作活動の原動力となっていくことを強く感じていたが……。
愛しくて切ない話
思春期と呼ぶには遅く、醜く哀れな「このまま死にたくない」という衝動。でもそれがやはり人間の根幹であって、醜いと同時に最上級に美しくもある。
彼らにとって単位だとか法だとかそんな「現実」的なものはどうだっていいようで、しかし蓋を開けてみれば彼らはただの非力な青二才でそこには保釈金さえ自分じゃ払えない現実が待っている。……待ってるけど、それでもあの「希望」が無ければ彼らは生きていられなかったんだ
高校のときより今の私に必要だった映画で、他人から見れば浅はかで、それでも死にたくなるくらいの現実への絶望を知ってからじゃないとこの映画は響かなかった。高校のとき映画天国は深夜の出来事だっけれど、今の私には深夜じゃない 苦しい 苦しいかも
それにしても何故日本のポスターとキャッチコピーはこんなにもダサいんだ
エンディングカッコ良い
イェイツ「幻想録」
大車輪
新・幻想派
チャタレー夫人の恋人、高校の時世界史でやったな……私は読んだことがないのだけれど、読んでみようと思う
「何かを愛したときそれは永遠に──
君のものになるかもしれない
それは突き放しても弧を描いて戻ってくる
君の元へ
君の一部となり
君を破滅させる」
「すべての創造は模倣の元に生まれる」
「何もかもが初体験なんて素晴らしいことだ
人生はその方が楽しい」
「まだ何者でもないのか」
「生まれ変わるためには
まず死ぬべきだ」
「好きなものは葬り去れ
青臭い哲学も全く不要だ
それが良い作品の第一条件だ」
"I love complicated"
「なにか美しいものを書いてくれ」
「聞いて
私はお父さんに見捨てられて回復した
そういうことよ」
「これは実に猥褻で常識外れな内容だ」
「でも読了した」
「すべての愛する人と悲しむ人と同様に
僕は詩人だ」