神なき世界。ブッ壊れた教会にキリストの頭の代わりに監視カメラ。神の代わりは企業やコンピュータ。
まぁ、どうしても未来世紀ブラジルを思い出してしまう。そして街中には張り巡らせれた広告はブレードランナーを。
だが、酸性雨が降りしきるあからさまにディストピア感な未来ではなく、空は晴れて人々に悲壮感はない。
公園にいくととんでもない数の禁止事項。だが、子ども達は楽しく遊んでる。
これってつまり、ディストピアというより我々がいる現代とさほど変わらないんではないか?
クリストフ・ヴァルツの仕事はプログラマーだがまるでというか、ただゲームで遊んでるようにしか見えない。
ゲームって自主的にのめり込んで、楽しんで何時間もするじゃない?ねほりんぱほりんで見たネトゲ廃人みたいなさ。
本当にアレを仕事に出来たら効率めちゃくちゃ良いんじゃね?
特筆すべきは…ちょっとネタバレ!
未来世紀ブラジル、12モンキーズのラストシーンが好きな貴方は必見。
あるバンドのカバー曲がかかるんだけど、歌詞がバッチリハマって最高! 一見美しく完璧なサンセットだけどひたすら悲しい。