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PAN ネバーランド、夢のはじまりのKUBOのレビュー・感想・評価

3.5
ヒュー・ジャックマンの怪演ぶりばかりが取り上げられがちですが、「プライドと偏見」「アンナ・カレーニナ」のジョー・ライト監督がファンタジーを撮るというのが想像できなくて、楽しみに見にいきました。が、意外に普通にファンタジー(^^)してました。

まだピーターパンがピーターパンになる前の物語。大戦中のロンドンの孤児院から空飛ぶ海賊船に乗せられてネバーランドに連れてこられたピーター。そこは残忍な黒ヒゲが支配する島だった。だがこの島には「空を飛ぶ少年が現れ島を救う」という救世主伝説があった。

予告編通り「黒ヒゲ」ヒュー・ジャックマンの怪演はすごい。メイクもジョニー・デップばり! またこの作品では若いフック船長はピーターの仲間! まるでインディ・ジョーンズのようなフックは「インサイド・オブ・ルーウィン・デイヴィス」のギャレット・ヘドランドが演じています。タイガー・リリーは「ドラゴン・タトゥーの女」のルーニー・マーラ。そして何と言ってもピーターパン役の新人リーヴァイ・ミラーくんがいい! 完璧な凛々しさ、可愛さ! 今後シリーズ可されるとしたら「ハリーポッター」のようにリーヴァイくんの成長も見てみたい。本作ではあの「ピーターパン」らしいコスチュームを着ることはなかったし、ティンカーベルも名前だけでほとんどフィーチャーされなかったから、その辺は次作かな? 「黒ヒゲ」ヒュー・ジャックマンに代わる大物女優がティンカーベルやウェンディとして出てくるに違いない。

今回は字幕3D版で見ましたが、空を飛ぶシーンが多いだけに3D版での鑑賞をオススメします。子供向けではあるけれど大人の鑑賞にもたえる作品。家族連れで見るには最適でしょう。
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