じわじわくる。
派手な演出一切なく、ただ一人の男の子が高校を卒業して親元を離れるまでのストーリー。
子役から大人役までの不自然なジャンプがないから、とにかく自然に彼の成長を見守ることができる。
何の違和感もなく母は太って、姉は髪の色が変わり、実父は中年になる。
私は男じゃないし、具体的なエピソードはそこまで「あるある」じゃないんだけど、なぜかシンパシーを感じるのは「誰でも経験する人生のプロセス」がそこにあるからだと思う。
ハイスクール卒業をお祝いするシーン、ぎゅうううって胸がしめつけられて涙。
いろんな過去や未来を抱えて人が集まるという光景に滅法弱いです。
随所に笑いもあり！
こんな映画、商業目線だけで映画を見ていたら絶対企画通せない。
鑑賞して3日後ですが、その作り手達の思いをじわじわ引きずってます。
メイソンがおじいちゃんになるまで見たい！！
