シュウメイシ

物置のピアノのシュウメイシのレビュー・感想・評価

物置のピアノ(2012年製作の映画)
3.4
震災から一年経過した福島県桑折町を舞台に、物置にあるピアノを弾くことで自分を解放する内気な少女が成長していく話。

素朴な良い映画でした。
東日本大震災後の福島が舞台で、風評被害に苦しむ姿や仮設住宅、いまだに続く余震など、当たり前にニュースで見ていたことも、こうやって見てみると大変さをリアルに感じることができました。
そんな中で静かにもがく主人公が良かった。
最近のコロナで帰省ができない中、ふるさとの演奏はかなり心に響きました。

桑折町の風景がとても良かったのと、桃が凄く美味しそう。
わがまま姉にはちょいちょいイライラしたけど、後半は姉らしい姿が見れて安心しました。
まあ何はともあれ、芳根京子が可愛いかった。
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