物置のピアノの作品情報・感想・評価・動画配信

「物置のピアノ」に投稿された感想・評価

EDDIE

EDDIEの感想・評価

3.3
芳根京子長編映画デビュー作。東日本大震災前後の福島を舞台に描く姉妹の葛藤。
才能を諦めることなく、殻を破っていく地味な女子高生の物語。ただ姉妹のエピソードと福島原発のテーマ性が邪魔をし合い入り込みづらさがあった。

芳根京子ファンのEDDIEです。
とはいえ、まだまだ彼女の出演作を網羅できておらず、特にブレイク前の作品はほとんど観たことがありません。
ブレイクのきっかけは2016年の朝ドラ『べっぴんさん』だったと思います。
私は映画『累-かさね-』やドラマ『イノセント・デイズ』、『高嶺の花』あたりが彼女に夢中になったきっかけでした。
なので、そのあたりの作品以降はほぼほぼ外さず観ております。

さて、本作『物置のピアノ』は、芳根京子の最大の魅力である演技力はまだまだ原石程度の光具合でしょうか。
特にセリフまわしはちょっと滑舌の悪さもあって、聞き取りづらい部分がありました。ただし、一つ一つの動作や表情などは天性のものでしょうか。さすがと思わされる表現力。逆に彼女の原点となる作品を見たことで、彼女は最初から完璧な天才女優というわけではなく、努力で弱点を補った努力家ということがわかりました。
もうそれだけで収穫です。

しかし、本作の設定上、芳根京子演じる主役の宮本春香は地味で目立たない女の子。対照的に美人で優秀な姉の秋葉という比較する対象がいたわけですが、対照的というほど春香が劣っているとは思えませんでした。だって芳根京子が美人なんですもん。
子供の頃のとある出来事がきっかけで姉の秋葉と妹の春香はギクシャクしていくわけですが、それにしても姉の秋葉は自分勝手すぎます。あまりにも性格が悪すぎる…。

東日本大震災後の福島を舞台にしているということで、テーマ性として描きたい部分はなんとなく伝わったものの、やや描写不足だったり、演出の不満を感じたりしました。

またプロのピアニストを夢見る春香という設定にしては、弾いている曲も置きにいっている感覚。音楽ど素人の私でも知っている教科書にも載っているようなメジャー曲ばかりで、なんだか残念な気分に。

それにしてもピアノが物語に登場する作品って連弾がお決まりなんでしょうか。
本作のほか、『蜜蜂と遠雷』はとても連弾がいい要素になりましたし、『シン・エヴァンゲリオン新劇場版』でも連弾シーンがありました。

とにかく芳根京子出演作品をしっかりと追いかけていこうと思います。

※2021年自宅鑑賞71本目
DVDを購入して観ました。

「素朴な作品」として、いいなぁと思い、好感が持てました。
エンターテイメントとしては物足りないとは思います。

DVDの特典映像は、芳根京子さんの「女子高生」的な答え方、話し方をしているので、今では気持ちの入りまくった演技をする女優さんにも、こういう時代もあったんだと、楽しめます。
演奏会でおじいちゃんがうさぎやってくれって言ってふるさと流れるけど、実際被災して猪苗代の避難所でふるさとを何かで歌ったか聞いたんだけど、その時一緒にいた母が泣いてて。私は我慢しちゃうタイプだけど、被災してからふるさとは聞くとリアルに地元を思い出して、この映画でも泣いてしまった、、。
Garnetsnow

Garnetsnowの感想・評価

3.5
録画を鑑賞。

東日本大震災後の話。
福島の人たちは、コロナ禍の前にも目に見えない放射線と戦っていたことを再確認した。
子供も大変だったけど大人も大変だったんだ…。
震災後の福島っていう土地で、色んな人の苦しみを描こうとしたのは分かるんだけど、首を傾げる箇所も多くて複雑。

・福島で暮らす人が、福島で開催されているトラック市の農作物を「病気になる」と作りの手の目の前で叩き落とす
・体育館開催のチャリティイベントで、学生吹奏楽に「なんかよく分かんなかったな」と文句が飛びかう

え……
方言感も統一されてないし、リアルな部分が多い分細部が大事にされてなくて残念。
弟の死は震災と無関係な上、物語的にも浮いてるし…
典型的な田舎の長女教で、姉も最悪な性格で、ただただ主人公が気の毒な映画。
ラストいい雰囲気出しつつ「あの子はお前と違って難しいよ」なんて言ってたのドン引きした
のぐち

のぐちの感想・評価

4.1
故郷が恋しくなる、そんな作品だった。

風評被害のシーンは心苦しかったし、何より「同情されることほど辛いことはない」っていう台詞が印象的。上辺だけの同情は相手を傷つけるだけだなぁと。

※ピアノを弾く芳根京子が美し過ぎて、見惚れてたら2時間があっという間だった。完全に重症です。初主演作品とは思えない堂々とした演技、少し垣間見える拙さも◎
ray

rayの感想・評価

3.0
芳根京子さんを観たくて鑑賞。

福島の地元の人がエキストラ出演しているというのもあり、演技面で違和感を感じてしまった。

芳根さんの初主演映画なので、芳根さんファンは是非!
福島の桃は食べたら毒だからと平然と言ってのける人…
私の周りにもそんな酷いことを言う人もいて悲しくなったことを思い出した😔
東北の人たちにエールを!
物語から外れてしまったが、動き出した彼女の気持ちを応援したい😊
伝えたいメッセージがきついくらいプンプン臭ってくる。
もう少し脚本どうにかならなかったのか。
東北復興支援の一環で製作された、東日本大震災から一年後の福島を舞台にした映画。
主人公春香の弟の死は震災とは特に関係ない。

実際に被災した方々が数多くエキストラとして参加しているけど、それと作品の良し悪しは別の話。色々と細かいエピソードを詰め込んだ結果、散漫な印象を強く感じた。
>|