2014年につくられた似内千晶監督作品。福島県の桃農家に生まれたピアノ弾きの少女が見る夢は……。これが山下敦弘監督の『天然コケッコー』なら、瑞々しすぎる芳根京子ちゃんがきっと眩しすぎるピアノ弾きとなったに違いないのだけれど、もったいない。
お話が進まない。あたし途中からスマホゲームやり始めちゃっても進まない。この映画はきっと芳根京子ちゃんのみをドーンとフィーチャーする舞台だったろうになぁ。
京子ちゃんが彼氏くんとならんで清流のなかに足突っ込んでパタパタやりながら甘い桃を丸ごと齧るだけで良かったのに。これじゃあせっかくの福島桃が台無しだ。いくらかでも復興の手助けになったのかい? 最初っから『ふるさと』だけで良かったんじゃね?