ある高校にて、謎のマスクを被った奴らによる占拠事件が起きる。彼らはパズルを完成させないと人質を殺すと要求するが……
先ず最初に言っちゃうと今作の原作者である山田悠介さん。私大っ嫌いなんですよね……『リアル鬼ごっこ』といい『Xゲーム』といい、細かい所はどうでも良いから人を殺せばウケるんだろって志が本当に不快。それが実際ウケちゃうもんだから今の漫画、特にWebコミックとかも彼に感化されたデス・ゲーム的漫画ばっかでもうウンザリなんですよ！！
『ノック・ノック』といい愚痴ばっかで皆さん本当にすみませんね……
他の方のレビューだと原作と殆ど別物との事ですが、果たしてこの滅茶苦茶な脚本は何方の責任なのでしょうか……何で高校生の主人公があんな計画を立てられたり、爆弾を作ったり出来るのやら。お前は『ベイマックス』の主人公か！
それに前半は良かったのに段々退屈且つバカになるのもまた辛い所。高校の理事長があんな事するかよ普通。後、あの刑事普通に人殺してましたがあれって正当防衛適応されるのか……？
でもそれ以外の部分は結構良かったりするんですからまた数奇。演出も低予算ながら上手い事やってますし、人間の死に様も映画としてはコミカルで面白いし音楽もメリハリが効いていてGood。役者の演技も主人公含め悪くはなかったですね
特に「チャージマン研！」もビックリな頭部爆弾もバトルロワイヤルみたいに大爆破って訳じゃなくて、まさかの園子温インスパイアってのにも笑いました。時折挿入されるカウントダウンの演出も『愛のむきだし』チックだし、屋上での展開とか『冷たい熱帯魚』チックな辺りやっぱり意識してるのかな？
山田悠介は未だに好きになれませんが、映画自体は個人差あれど良作でした。監督の内藤瑛亮さんからは何処か光る物を感じたので、これからも応援したい次第ですね。後は『鉄男』のオマージュって何処……？（未視聴）
