7N3

みつばちの大地の7N3のレビュー・感想・評価

みつばちの大地(2012年製作の映画)
3.5
わたしはあまり肉を進んで食さないです。ベジタリアンやヴィーガンではありませんが、動物の屠殺や生産を望んでいないからです。

それに対して、蜂蜜は別物だと思っていました。
人間とミツバチ、その関係は持ちつ持たれつだと信じていたから。

花の蜜を吸い、カラダに付着した花粉を別の花に運び、受粉が起こる。
ミツバチのおかげで花や果物が成り、人間はその恩恵をいただく。

だけど考えてみれば判ることだった。
蜂蜜はミツバチの巣の中にあるもので、その蜂蜜を大量に生産するということは、ミツバチ達の生命を脅かすという脅威だということ。

作中で「ミツバチは家畜になった」という表現がありましたが、映像を見る限り、その通りのようだ、と。
世界中で売買される蜂蜜の内の8割を生産している養蜂場のお話だったので過激な内容だったのかもしれませんが、これが現実なことには変わらない。

純粋種から混血種のハチまで自然に誕生して、その混血種は強くとても凶暴だということ。
それはきっと、今までの人間が積み重ねてきた罪、培ってきた技術や研究の「成果」でしょう。
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