ひーちゃん

複製された男のひーちゃんのレビュー・感想・評価

複製された男(2013年製作の映画)
3.5
タイトルでネタバレしてますけど、鑑賞後は有意義な意見交換ができそうな作品。
語りたいことがたくさんあるので、気持ち悪かった点について
①カメラワーク
誰かに監視されているような視点で、とにかく追いかけるカメラワーク。見ていて、途中で気づきブルッとなりました。
②警備員と学生
警備員は特徴的な顔立ちでしたが、アンソニーの奥さんが大学を訪れたときに学生でチラッと映る気が...知らないところでのクローン人間を表したかったのでしょうか。
③蜘蛛とラストカット
蜘蛛はその得体のしれなさからつまりはクローン技術の表象なのか。でも、最後は対峙してましたよね。僕はクローンがあるという事実を知りつつ、別人を装ってこれから生きていくアダムの決意に思えました。クローンであることが嫌に感じるなら蜘蛛に攻撃するはず。対峙した後、見てはいけないものを見たようにドアをそっと閉めるアダムの姿が思い浮かびました。