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複製された男のKUBOのネタバレレビュー・内容・結末

複製された男(2013年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ドゥニ・ヴィルヌーヴの旧作を見るシリーズということで『複製された男』を10年ぶりに鑑賞。

公開時に見た時も、睡魔にも見舞われ、全く理解できずに撃沈したのだが、久々に見た今回もじっくり見たにも関わらず、またもやよくわからないままだった。

全体に色のトーンを落として眠気を誘う(笑)。

ドッペルゲンガーを見たら死ぬという言い伝えがあるが、本作でも御多分に洩れず。

交通事故の現場に首が転がってくるかと思った(『世にも怪奇な物語』より)

特にわからないのが度々出てくる「蜘蛛」の存在。六本木ヒルズの蜘蛛みたいのも街を闊歩していたし、特にラストの大蜘蛛!

あまりにもわからないので、いろんな考察をネットで漁ったが、どうも原作とは大きく違うらしい。原作には蜘蛛は出てこないし、終わらせ方も全く違う。はっきりしていることは、原作ではこの2人は完全に別の人間で、妄想や多重人格とかではないということ。だからそっちの方の考察は違うらしい。

要するに、ドゥニ・ヴィルヌーヴは「わかるように作る気はなかった」ということですね。(キューブリックの『2001年宇宙の旅』みたいに)

ただ、わからなくても雰囲気は楽しめたけど、やっぱり難解すぎるなぁ。

*ジェイク・ギレンホールは2倍ギャラもらえたのかな?
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