takanoひねもすのたり

スパニッシュ・ホラー・プロジェクト 産婦人科のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

1.8
ホ、ホラー…?
なのかこれ?

住居権産婦人科のアナ(レズビアンっぽい)の元へ身を寄せることになったクリスティーナと娘ベッキー。
アナは堕胎も行う女医で、その手伝いをクリスティーナにやって欲しいと頼む。
戸惑いながら請け負う彼女。
そんなある日、クリスティーナの妊娠が発覚。
シングルマザーで2人も育てられる自信が無く、迷いながら結局は中絶してしまう。
この頃から彼女の周りで奇妙なことが起こり始め…という話。

クリスティーナの中絶した胎児がきえる。
ヘンな液体で廊下が濡れていた。
中絶手術にきた患者が殺された。

こんな感じで思わせぶりに事件や伏線がばら撒かれているのだけれど、
どれも結末に結びつかない。

中絶が非推奨のカトリック教徒じゃないと、堕胎への罪悪感やら何やらの感情が真に迫ってこないのもあるけれど。

罪深い行為なんだなってことは理解すれど、それが結末に響いてこないし、伏線は投げっぱなし。
クリスティーナが錯乱した後、体を丸めた体勢が胎児に重なるから、殺人をしたのはまあそうなんだろうなって推測がたつだけ。

見所は娘ちゃんのベッキー。
めちゃめちゃいじらしく、可愛かった。