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シン・ゴジラ:オルソのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

シン・ゴジラ:オルソ(2023年製作の映画)
4.0
オルソフィルムの再現版の『シン・ゴジ』 
(同じ試みの映画だとロバート・エガース監督の『ライトハウス』っすね……1930年以前の映画のトーン再現。該当年代の作品代表『ジキル博士とハイド氏』)

久しぶりに観たけど『シン・ゴジ』は全方位で好きだわー。

物語の構成や話運び、キャラクター、絵の構図、テンポが人間ドラマにしろ社会風刺な演出や表現にしろ緩急があり小気味良い。
キャラに個性があり、また見えを切る?(上手く言えん)処がメインキャラじゃなくともサブにも上手い塩梅で置かれてあるのも何かいい。

ヤシオリ作戦の展開されてく流れとか堪らん、新幹線と在来を使った攻撃、東京のビルがだーっと粉砕されてくシーン、都心とゴジラの俯瞰ショット、大怪獣物の醍醐味って感じ。 
『シン・ゴジ』ゴジラってシリーズの中でも体長がデカいわG細胞が凄まじい破天荒キャラなうえ尻尾の表情が豊富、気持ち悪いとこ好き。

モノクロの場合、視覚情報が絞られるから全体がシャープになる印象。
元々のCGとの相性が難しいところは所々にみえたけど、オルソはオルソの映像の味があって良い。

字幕の、庵野監督(エヴァ)フォントつか明朝?マティスEB?との相性がモノクロだとより映えてるような。
違和感無いの当たり前か。

あと舌は無かった。