Angeprunelle

サケボムのAngeprunelleのネタバレレビュー・内容・結末

サケボム(2013年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

いろんな意味で期待を裏切る作品でした✧

でもまぁ・・・うん、これこそ現実だよね。
いろんな要素が入り混じって
ジャンル分け出来ない感じが。
いろんなものがミスマッチでしっくりこない。
みんなそれぞれ意外性を持っていて
表の乱暴さからは想像出来ない繊細さや
表の控えめさからは想像出来ない大胆さを持ってたり。

ある一つの出来事でも偏見ととるか差別ととるか
それともただの違いととるかは人それぞれで
「あっ外人さんだ♡」と好意を込めて言葉にしても
相手には差別だととられてたかもしれないし
日本で関わる外国の方には馬鹿にされてると感じなくても
自分が外国に足を運んだ途端に
馬鹿にされているように感じたりもする。

どう感じるかはその時になってみなきゃ分からない。

実際に差別は存在してるしね。

サケボムをどう感じるかも人それぞれ♡
異国との融合として喜んで受け入れるか
アメリカに日本がのみ込まれたと思い拒絶するか
日本の酒をそんな邪道な飲みかたするなんてと憤慨するか
一緒にしない方がそれぞれの個性が活きて良いんじゃないかと思い呑まないか
それでもいちお呑んでみるか。

オブラートに包まず変えようのないIdentityを
直接的に罵倒したりするシーンは結構辛いものがあり
ジャケットに反して結構シニカルでシビアな作品でした。

ただ劣等感ってのは出来る限り捨ててしまった方が
HAPPYに生きられるんだろうなってのは感じた♬

良い人間か悪い人間かより
結局自分を好きになったもん勝ちだろうから♬

サケボムってタイトルなんだからもう少し
お酒をうまく絡めて描いてほしかったかな。
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