このレビューはネタバレを含みます
家族ってのは人々に鑑賞されることもなく
社会に評価されることもない
日の目をみない密室の孤独で歪なアート作品のようなものなのかもしれない。
当事者だけが素晴らしいアートだと思えればいい。
当事者だけが面白いアートだと思えればいい。
それが今でも、この先のいつかでも・・・
そういう日が来ればまぁそこそこ幸せな人生だってことなんだろう。
けど家族皆が同じ想いになることは
おそらくない。
家族の愛情なんて平等じゃないもの。
芸術にはなれても美術にはなれないのが家族。
そんな歪なものを何故か捨てられない
何故か愛してしまう何故か求めてしまう
それもまた家族。