nakashunki

アメリカン・スリープオーバーのnakashunkiのレビュー・感想・評価

4.2
テン世代の新たなる青春映画のマスターピース、
もしかしたら新たな「アメリカン・グラフィティー」「ブレックファーストクラブ」とでも呼べそうなわずか一晩の出来事をみずみずしいかがやきで描いた群像劇とでも。
あの「Juno ジュノ」ですら霞む輝きとでも言えそう。
控えめなインディーポップ世代にアピールしそうな音楽使いにも好感が持てる。
何より流星が飛ぶシーンの美しさ。
忘れられない作品になりそうです。

追記)
何気に次作の「イット・フォローズ」とロケ地が被っているような、
多分監督は地元に深いこだわりがあるんだね。

作劇的には◯なのだが、携帯が一切出ない設定なのは時代設定がわからなく混乱。90年代くらいか?
あとスニーカー用ソックスと鼻ピアスとか出てくるのでそんなに古くはないはず。
逆に言えば時代設定をあえて説明しない演出。
それと次作同様、徹底して大人が絡まない確信犯的演出、青春にこだわってるね〜、監督は。
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