アメリカン・スリープオーバーの作品情報・感想・評価

アメリカン・スリープオーバー2010年製作の映画)

THE MYTH OF THE AMERICAN SLEEPOVER

上映日:2016年08月27日

製作国:

上映時間:97分

3.9

あらすじ

新学期を目前に控えた夏の終わり、マギーはプールサイドで自分の夏の“物足りなさ”をなげき、「もっと“楽しいなにか”をするべきじゃないか」とぼやいていた。翌日に街で開かれるパレードで、仲間たちとダンスを踊ることになっているマギーは、ダンス仲間からその日夜開かれるスリープオーバー(お泊まり会)に招待される。しかしお泊まり会を子供っぽく思った彼女は、友達の家へ顔を出す前に、知り合いから教わった年上のパー…

新学期を目前に控えた夏の終わり、マギーはプールサイドで自分の夏の“物足りなさ”をなげき、「もっと“楽しいなにか”をするべきじゃないか」とぼやいていた。翌日に街で開かれるパレードで、仲間たちとダンスを踊ることになっているマギーは、ダンス仲間からその日夜開かれるスリープオーバー(お泊まり会)に招待される。しかしお泊まり会を子供っぽく思った彼女は、友達の家へ顔を出す前に、知り合いから教わった年上のパーティに乗り込むことに。そこでマギーは、昼間プールで見かけた年上の男と再会する。一方その夜、街では他にもいくつかのスリープオーバーが同時に開かれていた。そのなかで、少年は一目惚れした女性を探し、少女は友達の家で彼氏の浮気を知り、青年は恋した双子の少女に会いに行こうとする。夜が更けるにつれ、それぞれのスリープオーバーが互いに影響しあい、やがて彼らは探していたものに手が届きそうになるのだが……。

「アメリカン・スリープオーバー」に投稿された感想・評価

モティ

モティの感想・評価

3.3
ティーンエイジャーのお泊まり会、夏の真夜中ともなれば胸の高鳴りは未知数

夜更かしってなんていうか大人っていうか、無敵感

なにか変わりそうで変わらない
変化を求めてはいるんだけど、0が1になってしまうのが怖い、そんなことを思っていた頃もあったのかもしれない
歯がゆくてあか抜けない10代

10代の気分でこれを観てたら、プールの水を遊ぶ音がなんだか妙になまめかしく聴こえた

「若ければこの町を出て夢を埋めてしまいたい」
あずみ

あずみの感想・評価

4.0
しっかり群像劇として成立していた、たった一晩の出来事を描いているのに、こんなにも詰め込んでるなんて…

前に観たときには掴みきれなかった『イット・フォローズ』の真意が、『アメリカン・スリープオーバー』を観たことで少しだけわかったような気がする
もしかして、ロケ地けっこう被ってる?

背伸びをして大人になろうとする反面、青春の終わりが少しずつ近づいているのを肌で感じ、その狭間で揺れ動く10代をスリープオーバーという限定された期間のなかで描いた傑作
Eri

Eriの感想・評価

3.6
おませさん♡


「好き」ってなんなんだろう
大人になってもわかんないよ

戻りたいような、戻りたくないような
濁った色味に甘酸っぱさで心が苦しくなる

膝をぎゅってくっつけるところ
雰囲気で好きでもない子とキスしちゃうところ
階段の彼女を照らすライターの灯
ウォータースライダーのドキドキと
手の甲を触る仕草
翌朝まで描かれているところもとても好き

夜中にお酒飲みながらみんなで見たいな
THE 青春映画!というわけではない青春さがとにかく良い!!

綺麗な景色とともに進んで行く3人が主人公の一夜の物語。ここまで初々しい感じの青春が美しいとは思わなかった。それぞれが大人になるということはどのようなことかを模索しながら過ごす10代の神話。10代は神話のように現実離れしていることをひたすら楽しんでいて、大人になってから振り返るとどう思っているのか。心に響いた…。
うまくまとめられない…。
BF

BFの感想・評価

4.2
戻れないから、輝いて見える青春は、
戻りたくない苦さと悲しさを同時に含んでいて、まるで煙を握るような感覚だ。

そんな煙にむせてしまいそうな甘酸っぱさは、自分の記憶が一番よく知っている。

「アメリカン・スリープオーバー」は酷いくらい瑞々しい、素晴らしい作品だった。


夜が明ける中、静かでありながら確かな寂しさが込み上げた。
あれは子供だった瞬間から、自分と世界が少しずつ逸れていく感覚。

この群像劇のように、人と時間と場所の数だけ青春がある。何が良くて、何が悪くて、何が青春なのかは自分が捉えた瞬間だけが覚えている。

そのシーン、ショット、シークエンス、様々な表情を見られるなんて、この映画に出会えた僕たちはラッキーだ。

でも切なさは募る。

とても濃密な鑑賞時間。
あーちくしょーこのーーー。
ずっと見逃してたらアップリンククラウドに上がってるじゃん!!ぜったい帰省の新幹線で観るんだ!って大切にホカホカ温めていた映画。
高校生達の長い夜。田舎。夜明け。何も起こらないようで大事件。
「息をもらう方法知ってる?」
「好きだけど、今夜はもういっぱい」
バスっと暗闇の木々写したり、
ライターの儚い灯りも、
浮気心のピントも、
唇ピつけてる女子高生のはにかみも、
すべてに悶え死にました。
イットフォローズ観た時、日本人ぽい感覚だなーと思ったけど、やっぱりこの監督、叙情派。あだち充かよ。いくえみ綾かよ。
完全に大人に向けられた青春映画なのでエンドロール曲で、ちょっと泣く。
梅酒に合うね!ニタニタニタニタニタニタ…
dude

dudeの感想・評価

3.9
学生たちがパーティーを転々とする一夜の群像劇、というのはもはや一つのジャンルになっているが、この作品は大人が語る子供の物語であるということを前面に押し出しているのが面白い。
早く大人になりたいと背伸びをする少年少女を諌めるのは同じ高校生だったりもするが、「あなた何歳?」という台詞はかなりメタ的。妙に寒々しく不穏な映像は大人から見た子供たちの危うさの表現だろうか?しかし少しくらい危うい方が楽しいのである...。
どうせ老いるのだから生き急がんでよろしい、という間接的な死への恐怖は『イット・フォローズ』にも繋がるはず。この作品でも暗い湖の底には何かがいたのかもしれないとか考えたりして。
netfilms

netfilmsの感想・評価

3.9
 アメリカのデトロイト郊外、新学期を目前に控えた夏の終わり、マギー(クレア・スロマ)は季節の終わったプールサイドで自分の夏の物足りなさを憂い、楽しい何かをするべきじゃないかと親友のベスにぼやく。翌日に街で開かれるパレードで、仲間たちとダンスを踊ることになっているマギーは、ダンス仲間からその日の夜開かれるスリープオーバー(お泊り会)に招待される。しかしお泊り会を子供っぽく思ったマギーは、友達の家へ顔を出す前に、知り合いから教わった年上のパーティに乗り込むことにする。そしてマギーはそのパーティで、昼間プールで見かけた年上の男と再会を果たす。一方その頃、キス未体験のロブ・サルバーティ(マーロン・モートン)はスーパーマーケットで偶然出会った美しい少女に目を輝かせる。またジェンの兄スコット・ホランド(ブレット・ヤコブセン)は妹を送り迎えする車中で、密かに想いを寄せていたアビー姉妹(ジェイド・ラムジー、ニキータ・ラムジー)のどちらか一方が片思いだった事実を聞く。その夜、街では他にもいくつかのスリープオーバーが同時に開かれていた。ロブは訪問先の姉に求愛するも受け入れられず、一目惚れした女性を捜し街を彷徨っていた。少女は友達の家で彼氏の浮気を知り、スコットはアビー姉妹に会いに行こうとする。

 『イット・フォローズ』同様にデビット・ロバート・ミッチェル監督の長編処女作は、ミシガン州メトロ・デトロイトの郊外住宅地クローソンで撮影されている。夏の終わりの気配は同時に少年少女期の終わりを意味し、一夜限りの「ボーイ・ミーツ・ガール」な物語は、荒涼とした乾いた空の下で揺蕩う。狭い街で開かれる幾つものスリープオーバー、マギーとベスが乗る自転車と派手派手しい飲料、ロブが嗅いだヘアスプレー、芝刈り機を動かすハンサムな男、『オデュッセイア』に出演した姉妹とのモノクロ写真、荒涼としたデトロイトの透き通った空に一瞬見えた流星、ロシア産のウォッカのボトル、オレンジ色のライターなど幾つもの道具立てが一夏の恋に少年少女を駆り立てる。卒業時期の「プロム・パーティ」と並び、イニシエーションとしてのスリープオーバーは、半袖でも平気だった昼間から、マギーたちを突如荒涼とした雨の風景へ一変させる。天気の変わり目はまるで相米慎二の『台風クラブ』のように登場人物たちの孤独の感情を次々に吸い寄せて行くかのように映る。デビット・ロバート・ミッチェルの手腕はインディーズ映画にありがちな細切れのショットを用いず、少年少女の彷徨を堅実に丁寧に紡ぐ。世界の中心のような湖を平泳ぎで泳ぎ切った少女が乗ったボートとキス、滑り台のたもとで少女が止まった地点で寄り添う2人の男女の心の揺れ、2010年代の青春映画の新たな金字塔の誕生である。
ほし

ほしの感想・評価

3.5
軟派な筋に対して硬質な画調が良い。憧れた女の腕に昔付き合っていたであろう男の名前のタトゥーを見たとき、少年は反射的にキスを拒み、顔が見にくいと点けたライターの元の主と結ばれる(まるで『クーリンチェ〜』の短刀のような彷徨)。この映画で一目惚れは必ず成就する。
あ

あの感想・評価

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アメリカの高校生ってこんな日々を送ってるんだと思うとワクワクした。こんな刺激的な青春をしてみたかった
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