caramel

アメリカン・スリープオーバーのcaramelのレビュー・感想・評価

2.9
儚い夏休みの思い出。
過ぎてしまった人間にとってはそれでしかないが、まさにいまその中にいる彼らにとっては、永遠のようにさえ思えるはずの夜。
空が明るくなっていくことを初めて自分の目で確かめたときの、大人になったような嬉しさと大人になってしまったような寂しさを思い出すような映画でした。

ただ、登場人物たちに一切の感傷的な言動がないのが見ていて気持ち良い。
若さゆえに、バカなこともやるし、言う。
素直にときめいて素直に傷つく。
こういう時代を過ごせる世の中がずっと続きますように。
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