繕い裁つ人のmomicoのレビュー・感想・評価

神戸の小さな町で、年に一度催される"夜会"。
大人たちが身に纏うのは、町の小さな洋裁店でひと針ひと針丁寧に仕立てられ、共に年月を重ねてきた人生の一着。
慎ましく実直で職人気質な南洋裁店の二代目店主の市江と、長年の顧客たちが紡いできた物語を、百貨店のバイヤーである藤井が垣間見るー。

ノスタルジックで独特な世界観にいつの間にか魅せられてしまう。
中谷美紀は、本当にこういう役がハマりますね。
繊細で愛おしい不思議な作品。

• #2016mo