ま

マダム・イン・ニューヨークのまのレビュー・感想・評価

3.5
インド映画の名作。

専業主婦の女性が姪っ子の結婚式の為数週間アメリカはニューヨークに滞在する話。

お前は母親なんだから、働いていないんだから、そんな感じで旦那からちょっと小バカにされた妻が、異国の慣れない土地・都会で勇気を出して英語教室に通う。

教室には様々な人種の人たちが居て、彼らと触れ合うことで徐々に自信をつけていくところが見どころ。

主人公の女性はインドの国民的女優さんなんだそう。姪っ子がこれまた可愛くてめちゃくちゃ良い子。

地味な主婦が愛とは、家族とは何か再び気づき人間的にも成長していく様が魅力的。終盤のスピーチは不器用だけど人間味に溢れていて一番の名シーンだった。

インド映画といえば派手派手なダンスやブッとんだエンタメ要素を期待するがそういったところは控えめ。
逆にそれらを抑えたことで非常に温かい雰囲気を出すことに成功している作品。
ま