KUBO

マダム・イン・ニューヨークのKUBOのレビュー・感想・評価

4.0
まず、何と言っても主演のシュリデヴィがかわいい! インド映画の大スターだそうですが、はにかんだ顔、泣いた顔、どのシーンをとっても見とれます。1963年生まれですから私とほぼ同世代ですが、あどけなく見えるほどの若々しさは確かに奇跡の50代!

作品の内容はと言えば、原題「English Vinglish」が示すように、これは英語が苦手で自分に自信が持てなかった専業主婦が姪の結婚式のために単身ニューヨークに渡ることになり、英会話を身につけることで自分のアイデンティティーを確立するお話。

作品の冒頭で、家庭内ではヒンディー語だけど、会社や学校では英語が主で、英語を話せないことが恥ずかしいこととして描かれています。その反面インドではヒンディー語を話せない人も出てきているということも描かれており、自国の文化を大切にする重要性も感じました。

作品の最後で主人公のシャシがスピーチをするシーンには感動必至! 終わらせ方もよくあるアメリカ型の女性の自立論のようにしていない点にも好感が持てます。英語が苦手な日本人にはとても共感できる内容。心に残る作品です。
KUBO

KUBO