とても素敵な映画だった。
インドで暮らすシャシが姪の結婚式の準備の手伝いのため、家族と離れてひとりでNYに行くというお話。
英語が苦手なシャシがNYで自ら英会話教室に通うことを決め、少しずつ輝き出していく。途中で心を折られることがあっても、また起き上がり、自信を取り戻していく様子に心を打たれた。
教室のメンバーも素敵。国や言葉が違っても、お互い認め合う仲間達。中でもフランス人のローランの熱い視線は観ているこちらまでドキドキ。
あと、姪（妹）は凄く良い子だなと思った。いろいろ素敵すぎ。
一度心の中に芽生えた上下関係というものはとても根が深いと思う。上も下も。大きなきっかけがない限り、変わらない。甘えが許される家族ならなおさらなのかな。悪意は見えないからこの言い方は適切ではないかもしれないけど、私にはラストはシャシの小さな復讐にも思えた。自らの尊厳を示すための反撃。ベタなんだけど大切なシーン。
それにしても、ラドゥを食べてみたい！
2015-082
