ポロ

I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIEのポロのレビュー・感想・評価

3.8
グッドフィールムービー!お馴染み、ピーナッツの仲間たちがCGアニメになると聞いて楽しみな反面不安でしたが、オリジナルを踏襲しつつ、ファミリー映画として過不足ない仕上がりに。

とにかく不安だったのは、小さい頃から慣れ親しんでいる、あの漫画やアニメの世界観がCGどう描かれるのかと言う点。作り手側もそのファンの不安を理解していたようで、CGを使いつつも、原作の線の質感を失わない崩し方や、旧アニメ作に見られたカクカクとした動きのぎこちなさをわざと残し、ノスタルジーを求めて見に来る大人たちへのアプローチがスマートになされている。

ストーリーは主人公チャーリーブラウンが転校生に憧れるというシンプルなもの。しかし、そこに描かれる小さな片想いは、優しさと暖かさに溢れ、良質な児童文学を読んでいるよう

カラフルな色使いや、ジャジーなBGM、お決まりのシーンなども健在。

ただ、ファミリー映画としての位置付けが強く、オリジナルにみられた哲学感、皮肉くささが薄くなっている為、少しパンチ不足を感じる。

それでも、家族みんなでニコニコうるうるできる心地よい作品になっているのは確か。

そういえば、期待していなかった吹替えはなかなかのもの。福くんの舌ったらずで、つっかえた話し方がチャーリーらしく感じました。

PS この作品に限らずですが、日本版エンドソングの不要なこと。曲が悪いとかではなく、ただただ不要に思えます。色々なしがらみがあるんでしょうね
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