"FRANK"
マイケルファスベンダーが張りぼてを被ってると聞いたときは、お前顔隠したらち◯こしか取り柄ねえじゃん!と心配していたのですが、杞憂でした。張りぼてを被った男の話ではありますが、焦点が置かれるのは音楽、そしてバンドの方。シングストリート評で宇多丸さんのおすすめがあって観たのですが、なるほど、シングストリートの真逆の傑作だと感じました。
結末だけをとっても、シングストリートは世界が広がるのに対して、こちらは閉じていく。観たものに残る気持ちがシングストリートではハッピーサッドだったとするなら、こちらはサッドハッピー。とても切ないけれどだからこそ残る優しさ。グッときました。
とても愛おしい映画です。
追記 レニーアブラハムソンの前作、what Richard did どこかで見れないかなあ。シングストリートの兄貴が出てんだよなあ。