🐉 Jackie Chan-ISM Vol.065 🐉
ポリス・ストーリー/レジェンド
◆あらすじ◆
警察官のジョン(ジャッキー・チェン)は娘のミャオに呼び出されてナイトクラブに訪れる。ミャオは自分の彼氏としてクラブのオーナーのウーを紹介するが、ジョンはそれを納得しない。そんな中、ウーはジョンを捕縛した後、クラブ内の客を人質に籠城を始める。ウーは包囲する警察に対し、ある囚人を連行してくるよう要求する。
◆感想◆
ジャッキー・チェンの製作年の年齢:59歳
ナイトクラブというワン・シチュエーションで展開されながら、合間に過去の回想シーンを挟んでおり、緩急が上手くついていました。本作は重厚でシリアスなドラマが描かれていて、ボス格のウー(リウ・イエ)の目的が少しずつ分かっていく流れは緊迫感があってとても面白かった。
主人公のジョンは妻の死に立ち会えなかったことで娘と険悪な仲になっており、父として認められていない姿が切なかったです。しかし、人質になった後はすぐに娘がしおらしくなるのはどうかと思いました。もう少し険悪な仲の設定を活かしても良かった気がします。
ボスのウーはかなりカッコ良く、敵でありながら冷静さと賢明さがあって最後まで敵として見応えがありました。アクションシーンは無いですが、リーダーとしての才覚を感じさせるキャラクターでした。
過去の回想シーンでは、ジョンが刑事として様々な事件に関わった姿が描かれており、過去のポリス・ストーリーの映像でなく、本作のために撮影された映像になっており、かなり丁寧に作られていて一つ一つが見応えのあるシーンになっていました。
アクションシーンは他のジャッキーの作品と比べると少ないですが、ドラマの部分がしっかり描かれていたため、本作としては充分だったし、満足感がありました。
シリアスなジャッキー・チェンもカッコ良いなと思わせてくれる作品になっており、とても面白かったです。
鑑賞日:2023年6月28日
鑑賞方法:U-NEXT