Miri

ゲッタウェイのMiriのレビュー・感想・評価

ゲッタウェイ(1972年製作の映画)
3.0
なんか、、
妙に腑に落ちんし
妙に笑えた、、

ただし、見終わって時間経ってくると全てはスティーブ・マックィーンのかっこよさで細かいことはひっくるめられてじわじわくるとこがおもしろい笑。
料理で言えばとりあえず卵でまとめてみるか、的なね

まず、タイトルロールで
Music by Stevie Wonder
にびっくり。
やのにあんまし音楽聞こえず…
もったいない…

カメラワークは独特ながら、キライではない。特に最初、目立つとこ。
夢か現かって具合にいったりきたり。セリフと効果音をバックにして切り替わっていく(カットバック?)

この、現実か空想かってちらっとでも考えさすとこがキモかな。
一見、敵からの"逃亡"なんだけど、セリフの端々で見え隠れする現実・今の自分たちからの"逃亡"っていうのがこれでぐっと表面に出てきたかんじ

まぁ、途中すっごい濃厚なラブシーンもあり(お父さんと一緒に来てた小学生の男の子のことがめちゃ気になった笑、お父さんどんまい笑)、007観てんのかなってぐらいかっこいいスティーブ・マックィーンが砂煙バックに歩くシーンも、ブルースブラザーズ思い出すぐらい車壊していくのもあり、他にもいろいろあっておいしいとこどりいっぱいしすぎてなにが言いたいのか伝わってこない部分もあるけど
アクション映画なのにいろいろあっても時間経てばじわるのは70年代時代性とスティーブ・マックィーンのおかげかね笑。(あ、でも観終わったばっかりはまじでもやもやいらいら笑)


ただ、さすが1970年代。
男尊女卑、男性至上主義…
オトコたちのかっこよさは全面にくるんだけど、女性陣の扱い若干ひどくない?
ヒロイン、、今の映画だったらあんなヘマせんやろしあんなにぶたれる意味もわからんし。すごいいいセリフ(「今の私たちには信じるものはそれ(お金)しかないんだから大事にすることね」とか「あなたはいつも人に頼ってばっかりじゃない」とか)言うのに…
いや、これはこれでありか。

極めつけは獣医さんの奥さん、、BB崩れも甚だしい。そして見事なまでの尻軽っぷり
いやいや、まあまあどこにでもいそうやけど、メインの女性陣少ないねんから目立つんやからもーちょっとなんかね、なかったんかな…


まあ、常識人は獣医さんだけです
大方の登場人物がぶっ飛んでます
どんでん返し多いです
でもなんだか許せちゃう
そんな不思議な一本。
Miri

Miri