ゲッタウェイの作品情報・感想・評価

「ゲッタウェイ」に投稿された感想・評価

鎌田

鎌田の感想・評価

3.4
最終的に手に入れたのがオンボロトラックというのが何かいい。謎の爽やかさが残る。
どうやら最高です。

マックィーンいつまでも見てられる。

何度でも見返したくなる。

冒頭の画が止まって機械音だけ流れるのクソかっこいい。

ゲッタウェイもそうだけど、女が一旦浮気して男がそれを赦すのいいね。ぐちぐち言うけど。大概男が悪いw
スローモーション、バリバリ。あんたをムショから早く出すため、その関係者と寝まくったわ。その食ってかかる冒頭のマッグローのセリフからして、やられる。生前、淀川長治氏が最後のシーンで立ち並ぶ、木の電信柱を十字架に見立てたが、よくよく確認してはみたがそんなことはなかった。合掌。
二人が別れ話でもつれるシーンがどれも好き。とても絵になる。ラストに出逢った話の分かるオジサンもこれまたチャーミングでよかった。
otom

otomの感想・評価

3.9
他のサム•ペキンパー監督作品に比べるとやや批判対象の本作ではあるものの、カメラワークや各シーンの緊迫感はやっぱり凄い。同時期のアメリカン•ニューシネマなノリだとこれだけメチャクチャやったら悲惨なラストになりがちだが、ほのぼの終わっていく。まぁこれはこれで嫌いではない。マックィーンはやっぱり格好良い。サム•ペキンパーと岡本喜八に共通したものを感じる今日この頃。
男女の逃走劇。
「俺たちに明日はない」を思い出す。その為最後の最後まで緊張してしまう。


スティーブ・マックイーンが渋い!あのスーツに拳銃ね。


何気に駅で盗まれた金を列車で奪い返すとこが好き。


やはり銃撃戦のあのスローモーションとかいい。


結果夫婦の絆を取り戻す映画。
最近は男女の仲が乱れてるからな!
tak

takの感想・評価

4.0
スティーブ・マックィーンは男の憧れだ。タフでクールな不屈の男というのが一般的に僕らが抱くイメージ。マックィーンが亡くなったのは1980年で、遺作の「ハンター」がちょうど公開されていたのもリアルタイムで覚えている。当時、民放地上波の映画番組はマックィーン追悼番組を編成、幸運にも僕らは集中して代表作を観ることができた。僕はまさに外国映画にかぶれ始めた時期。「パピヨン」「大脱走」「荒野の七人」「栄光のル・マン」「華麗なる賭け」・・・スティーブ・マックィーンはすぐに僕らにとってのヒーローとなっていく。代表作のひとつ「ゲッタウェイ」もまさにそんな時期に初めて観た。

監督はバイオレンス映画の巨匠と言われたサム・ペキンパー、脚本も後に様々なアクション映画の監督で活躍するウォルター・ヒル。彼らにとっても代表作である。主人公ドク・マッコイは、地方の有力者ベニオン(ベン・ジョンソン)の指示で銀行強盗を実行する。途中でメンバーの裏切りに遭い、金を持って妻(アリ・マックグロー)と共に追われる身に。自分が刑務所から出られたのは、妻がベニオンと関係をもったからだと知ることに。ベニオンを射殺した妻と二人で逃亡を続けるが、お互い心穏やかではない。やがて追っ手が彼らの元に迫ってくる・・・。

初めて観たのは多分高校生の頃。ホテルの階段でドクがショットガンをブッ放ち、悪党がスローモーションで倒れていくペキンパーらしい描写。愛する女を抱きながら銃を手にするマックィーンに、これが男だぜ!と思ったものだ。しかし。この年齢で改めて「ゲッタウェイ」を観ると印象が違う。ドク・マッコイは決してかっこよくない。妻がベニオンと寝てドクを刑務所から出したことを知ると、いつまでもそのことで恨み辛みを口にする(気持ちはわかるけど)。妻にベニオンに会うように言ったのはドク自身であることを反論されると、もう黙って何も言えない。しまいには「いつまでもウジウジしないの!」みたいに言われてしまう。気のいいオヤジからトラックを買おうとするラストでも、気前よく払おうとするのは妻だ。クールでタフ・・・と僕が長年この映画のマックィーンに抱いていたイメージとは違うのだ。

きっとそれは年齢を重ねて、この映画を単にサスペンスだけでなく、男と女の物語として観る視野を僕が身につけたということか。お互いの足りないところを補い合える、信頼できる存在が夫婦。それをペキンパーの暴力映画で考えるって、なんか面白いじゃない。メキシコ国境を越えるラスト、トラックのオヤジに二人の関係を問われる場面。「あんたたちは夫婦かい?。そりゃよかった。近頃の男と女ときたら・・・」と語られる二人。男と女が助け合うこと、信頼しあうこと、一緒に物事を成し遂げること。実はいちばん言いたかったのはこれかもしれない。撮影当時、マックィーンとアリ・マックグローは実際に夫婦だった。後に製作されたリメイク(1994)は、アレック・ボールドウィンとキム・ベイシンガー夫妻が主演だった。リチャード・マークスの主題歌と、二人の本気(!)のベッドシーンが話題だったっけ。ともかく、この「ゲッタウェイ」という物語は単なる活劇エンターテイメントではない。アル・レッティエリに妻を寝取られる獣医師も含めて、男と女の関係について考えさせる物語なのである。
諸々のペキンパーの中では一枚落ちるかもしれないけど、だからなんだ面白いぞ!
チェケ

チェケの感想・評価

3.0
ペキンパーの画づくりは好きだがキャラクターの心の動きがよく分からなかった。獣医の奥さんは何考えてんだ。
ageless505

ageless505の感想・評価

4.5
裏取引が奏功し仮出所した男。
出迎える妻と二人して向かったのは水辺の避暑地。
開放感のあらわれなのかそこで描かれる<夫婦そろって水と戯れる>くだりが不思議に印象的だった。
夫婦そろって無邪気に仲良くじゃれあう様子は、男がかつて夫婦ではしゃいだ記憶を回想してるのか、これからそうしたいという男の願望なのか。
と、男は水辺に歩み寄る、そして飛び込む。
そして次のショット、ずぶ濡れの夫婦が家の戸を開ける・・・
まるでこれから起こる逃避行(ゲッタウェイ)の先行きとして、夫婦が目指すべき世界を前もって提示しているかのような描写。
こんな抒情的でロマンチックな趣向を最序盤に用意するペキンパーの演出がニクい。ニクいわぁ。

裏切られた仲間に追われ、元締めに追われ、警察に追われる夫婦。
夫婦は果たして逃げ切れるのか、捕まるのか。
夫婦は果たして絆を深めるのか、離別するのか。

観る側もペキンパーに誘われるがまま、しばし現実から作品世界へゲッタウェイ。
ほれぼれする物語展開力。
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