五十

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版の五十のレビュー・感想・評価

3.8
コワすぎシリーズの劇場版。
これまでの謎が本作で一気に解け、それと同時に取り返しのつかない大きな事態が起こることとなります。

前作の『劇場版・序章』は解答編とは言っても、その解答をチラ見せする程度でありましたが、本作はもうしっかりとした解答編でございます。

やはり劇場版だけあって、今回はスケールが違います。
今までの小さな「異常」が一つの線で交わった時、堰を切ったようにとてつもない大きな「異常」と化して姿を現します。
そう、普通に生きる何も知らない人たちにも認識できるものとなって…。


今回題材にするのは劇中で「タタリ村」と呼ばれる廃村です。
なんでもその村に行った者は気が狂ってしまい、無事に村を出られないんだとか…。
現実にある「杉沢村伝説」を元ネタとしているんじゃないかって言われてますね。

しかし、例のごとく「タタリ村」だけで済む話ではなくなってスケールはどんどんと大きなものになっていきます。


まぁ、ここまではいつもの『コワすぎ』ですよね。
でもでも、今回はいつもと違うところがあるんですよ…!
なんと…、なんとですね…!
工藤ディレクターがちゃんと主人公っぽいんです!笑

それもそのはず、数多の因果は工藤を中心として束ねられていたことが判明するわけです。
まぁ、前から言われてましたけどね。

「俺の頭の中にさ。いつも聞こえる声があんだよ」
「聞こえんのはこうだよ。……『運命に逆らえ』ってな…!」
か、かっこいい…!
パワハラガテン系クズ野郎とばかり思ってましたが、やっぱり工藤さんかっけえよ!
一生ついていきます!

そういえば、学者も最終的には工藤の舎弟みたいになってたな。笑

工藤「オラァ!ちゃんと探せ!」(殴)
学者「ひぃ!あっ、工藤さんこれ…」
工藤「あぁ?おぉ、やりゃできんじゃねえか!」

飴とムチ!!!!!!!!!!!!!!


内容、テンション共に『コワすぎ』シリーズの劇場版として申し分なし!
五十

五十