takanoひねもすのたり

ザ・ベイのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

ザ・ベイ(2012年製作の映画)
2.9
メリーランド州チェサピーク湾にある海辺の町クラリッジ。海洋生物学者2名が湾の海に毒性があることを訴えるが、調査中に彼等は謎の死を遂げてしまう。それから間をおかず町では急速に原因不明の伝染病が蔓延しだした……というモキュメンタリー風パニックホラー。

モキュメンタリー物として、展開も無理なく、様々なひとを登場させつつ状況を解説してゆく流れはストレスなく、手堅い作り。

この謎の感染症、まず出てくるのが疱疹。
ボコボコっと背中やら首やら腕やらに広範囲に赤くなって集合体で出来る。
申し訳ないけれど皮膚科の医師/看護士に絶対に成れないと思うのはこんな時。
皮膚のボコボコ……集合体恐怖症には、うひぃいいいとならざるを得ず。

次の症状は、ワラジムシが変異化したもので、宿主の体内で成虫になると肉体を食い破って出てくる。
キモい……耐えられん……。

この町は汽水域。養鶏場が町の景気を担ってますが、不法投棄なのか鶏糞を湾に廃棄していて。
また原子力汚染水が流れ込んきてることもあり。そんなデンジャラスな水を汽水から浄水する装置で、養鶏場に使ったり、噴水などで使われてる。
海で泳いで水を飲んだ人も、公園とかで水に触れたひとも、水シャワーで吸い込んじゃったひと、もれなく感染→発症して町全滅という憂き目に。

CDCの役立たなさよ……頼りにならぬ。
結末は、塩素をブチ混んで強殺菌という力技でしたが 笑
でもなかなか良かったです。

自分は魚のエラと口からウオノエとエンカウントして以来、魚は切身しか買えない人間です。