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ムカデ人間3のkarafのネタバレレビュー・内容・結末

ムカデ人間3(2014年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

【あらすじ】
ジョージ・ブッシュ刑務所は受刑者の悪態、経費が赤字なことに悩んでおり、知事から改善しなければ所長及び会計士はクビと宣告される。会計士はムカデ人間を見て、それを真似れば暴動は起きず食品も浮くと考え囚人全員をつなげた。それを見た知事は愕然とし、刑務所を去る。絶望に打ちひしがれた所長は医者を殺し、会計士を殺そうとする。そこへ思い直した知事が現れ180度意見が変わり賞賛する。手柄を独り占めしようと所長は会計士を殺し、刑務所の見張り塔で雄叫びを上げる。

【レビュー】
見る前は期待と不安が半々だったが不安のみが大的中した。ムカデ人間ファンにのみに向けた映画で質も大幅ダウン。2の勢いは何処へやら、ギャグがメインの映画に、なってしまった。行ききったグロさで笑えた前作に比べ全てが中途半端。あれだけの怪作を作って天狗になってしまったのか?自分達をネタにしているが笑えるのは最初だけ。正直後半は寒気がした。僕らは確かにムカデ人間はクソ映画だと思っているが、彼らは真面目というところを見せて欲しかった。中途半端なギャグ、エロ、グロ。要素を増やした結果大切なことを忘れてしまったのではないのだろうか?
自分がこの映画に求めたものは圧倒的なら狂気の中にほんの少し人間性が垣間見れるところだ。
それをネタの狂気、ネタの人間性として見せられてもつまらない一発ギャグを見ているような感じだ。繋げることへの欲求がない。そこがすごく残念だ。
是非4を作って見直させてほしい。
人数を増やすことに固執して本質を忘れてしまったのか。
好きなところは
エロい女
ムカデ人間好きへのギャグ

嫌いなところは
狂気の不足
ネタ不足

【自分がやるなら】
つなげたい人間がいるのならつながりたい人間もいるはずだ。スピンオフ要素は強くなるが、1.2を見て繋がられるところに興奮して、自らムカデ人間に、なるべく人を選定しムカデ人間になるという作品は別の視点で狂気を描けるのではないだろうか?
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